タイトル通りの内容になると思うんで、嫌な方は『今日は2つ目の日記なんてないんだよ。』と思いこんでLet's Uターン。
うちの会社じゃ、毎日新入社員が今日1日何をしたか・何を学んだかや、反省などを書いた日報を、退社前に提出します。 18日火曜日、総務の新入社員N村さんが書いた反省欄。
『FAXする時に番号を間違えて、送信を取り消そうとしたけれど、わからなくて出来なかった。操作方法を教えてください。』
えー、一部修正してありますが、言い方を丁寧にしただけで、内容に影響は一切ない程度です。 彼女の日報回覧順は『久我→上司のS木さん、他→常務→社長』です。 本日、火曜日の分が戻ってきました。 社長のコメント付きで。 で、反省文的な書類を書く事になりました。 ミスした後どうしたのかとか、そういうのを。
久我の反省点 ・日報を提出された時点で、ミスした後どうしたかを確認しなかった事。
N村さんの反省点 ・何故FAXを失敗した時点で、周りの人に聞かなかったのか。 ・ミスをしたと思った後、ちゃんと訂正できる様処理したのか。
で、書類を作るためにN村さんに確認したところ、様々な事実が発覚。
・まず、『失敗した』のではなく『番号間違えたかもしれないから、確認したかった』という事だった。 ・で、どこにFAXしたものか確認したら、弁当屋。 ・FAXの送信履歴を見たら、番号は合っていた。が、間違っていたかもしれないのに、その後再送信した形跡も無い。 ・しかもその後、すぐ別の仕事に取り掛かったと書いてあった。つまり電話で確認してもいない。 ・その時すぐに誰かに操作方法を聞かなかった理由が『人が少なくて聞きづらかった』。
よし、今すぐその頭殴らせろ。 この時、私は本気でそう思いました。 むしろよく耐えたと自分を慰めてやりたいぐらいだった。 だって、考えてください。 番号が合ってたから良かったものの、間違ったままだったら、この日何名かはお昼ご飯が無かったって事なんですよ? 送れなかったかもしれないのに、番号確認の仕方を聞かない。人がいないわけじゃないのに。 再送信もしてない。「電話番号は知ってるのか」と聞けば「知らない」と返ってくる。じゃあ何故そこでY村さん(これを前やってた人)に聞かないのか。 しっかりきっかり問い詰めましたよ。
久我「…あのね、N村さん。これ(通信管理レポート)見ると、1回目FAXした後、もう1回FAXしたわけでもないよね。何で?」 N村「…えっと、次の仕事を始めたんで…」 久我「FAX先間違えたのかもしれないのに、そのまま放っておいたの?」 N村「…はい…。」 久我「しかもそのまま別の事始めたって事は、電話で届いてるかどうか確認してもいないわけだよね。…電話番号知ってるの?」 N村「…いえ、知らないです。」 久我「じゃあなんてそこでY村さんに電話番号知ってるか聞かないの? もしY村さんが知らなくても、電話帳有るんだから、自分で探して引けばいいでしょう?」 N村「…はい…。」 久我「今回はあってたから良かったものの、もしこれ間違ってたら、お弁当注文した人達、お昼ご飯食べれなかったんだよ? どうするの?」 N村「……はい」 久我「はいじゃない。」 N村「………」
…とまあこんな風にお説教したわけです。 人間キレるとできないと思っている事でも出来るもんだと思いました。 家帰って姉に愚痴ったら、「あんたがそんな風に怒ったのって珍しいね…。」と驚かれました。ええ、私も驚きましたよ。 「物にはよくあたってるけど、お説教手いうのは想像できん。」と言われた。うん、そうだね。 機嫌悪いと物にあたるのはいつもの事だけど、説教する方は人生初体験です。されることこそ本当に日常茶飯事だし(駄目社員) だからもう説教後半じゃ、『あんた人の事言えないでしょ!!?』と心の声が。 つーか私が人に説教できない理由がそれ。自分言えた義理じゃないから、説得力が無い。だから他人を叱れない。 じゃあなぜ今回ブチキレたのか。
N村さんの作文能力・書類作成能力のあまりのダメっぷりについていけなくなった為。
本気で泣きたかった。 心の中では号泣してた。 それぐらい駄目だった。 …だってね。 最初に、確認・質問事項と改善点を書くスペースをつけたプリントを作って、書いてねって渡したんですよ。 で、書いたのを渡されたんですよ。 まず、内容に脱力。その場で人に聞かなかった理由に脱力。 その場で「人が少なかろうが聞きづらかろうが、ちゃんと聞いてください。」と注意。まだこの時点では注意。 その後、S木さんにお使いを頼まれ、往復で30分ぐらい掛かると踏んだので、その間に追加事項として『ミスの具体的内容とその後の対応』も書いて、「ちゃんと綺麗な書類にしておいて下さい」って渡したんです。
〜お使いから帰還〜
机の上にあったプリントを見る。
…質問事項はタイトルになっていたよ…。
仕方がないので、きっちりかっちり説明。はい、再提出お願いします。 返ってきた。
…………………………………………………………………。
1分ぐらい固まって、さらに2分ぐらい苦悩した。 私だって、そんな胸張って「作文得意」なんて言えないし、人のこととやかく言えるほど、書類作成に詳しいわけじゃない。 でもな。 これをS木さんに出しても、受理されないだろう事ぐらいはわかるぞ? 学生が、黒板に書かれたものをノートに取るのとは、違うんだよ? もう本当にこれ以上何を言っても彼女は理解しない。 そう判断し、見本を作りました。 印刷し、見せて、その場で回収して破り捨てました。 …その程度の嫌がらせぐらい、許してください。 それなのに、ね。 次に出された物も、やっぱり対して変わらん出来の物でした。 ここでとうとうというか、ようやくというか、私の忍耐力が0以下になりました。 S木さんが帰ってしまっていたり、やる事が無いのに無意味に居残らされてる事での疲れもあったのでしょう。 疲れと本音の一言が。
「…学生時代のさ、黒板をノートに取るぐらいなら、これでいいんだろうけどね…。」
全体的に嫌味がかっているのは決して気のせいではありません。 それも含めて私の心の声かつ本音でしたから。 これに続けてさっきの人生初のお説教が始まるわけです。 お説教終了5分後、私は彼女を置き去りにして帰りました。 悪いけどもう付き合う気力も体力も尽きた。 付き合ってられるか。
そんな、思いきり愚痴りたくなった出来事でした。 |
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